開山1300年の白山登山
とき 平成29年8月26日(土)、27日(日)
北陸支部ハイキング登山部が発足して三回目の活動になる今回は、日本三名山の一つで越前生まれの修行僧泰澄が開山して1300年を迎えた霊峰白山(標高2702m)に一泊二日の登山。参加者は池田部長を始め7名。
初日、白山登山の起点である市ノ瀬駐車場にマイカーで集合。あいにく前日夜の激しい雨により途中の道路が通行止めのため足止めをくらい約2時間遅れで到着。登山シーズンはマイカー規制があり、ここで登山バスに乗り換え登山口である別当出合へ。午前11時に白山登山の主要道である砂防新道より登山開始。7名の参加者のうち紅一点、山ガールの織田さんが先頭になり、しんがりを池田部長が務める隊列で歩を進めて行く。天気は前日夜とはうって変わり快晴、樹林帯の登山道を汗を絞りながら一歩一歩登って行く。時折り谷から吹き上げる涼しい風を感じながら、木々の合間から見える別山など山の景色を見たり、またハクサンフウロやシモツケソウなど様々な高山植物が咲き乱れる登山道を石川県自然解説員研究会員である池田部長の解説を聞きながら登って行った。途中、甚の助避難小屋で、なかなか山では味わえない鍋料理と焼餃子の昼食に舌鼓を打ち、夕方南竜山荘に到着。山荘で飲んだ生ビールの味は格別で、今日一日の疲れを癒された。山荘での夕食後、西の空に沈む夕焼けは色彩のコントラストが素晴らしく下界では見ることができない、とても神秘的なもので目に焼き付きました。
二日目は、午前4時に山荘を出発、満天の星空の下、懐中電灯を灯しながら、アルプス展望台を目指して、まだ夜明け前の登山道を登って行き、展望台付近の尾根で、北アルプス穂高岳から昇る御来光を拝むことができ、感無量でした。白山室堂で朝食を取った後、重いリュックを預け、軽装で山頂アタックを開始、午前8時に白山山頂の御前峰に到着。早速、北陸支部の旗を広げ、皆で記念撮影。快晴で山頂からは御嶽山、穂高連峰、立山連峰などの山々や、私たちが住んでいる加賀平野を一望できた。その後、池田部長の解説のもと山頂付近のお池めぐりをして、室堂まで戻った。早めの昼食後、帰りは観光新道を通って別当出合に下山。少し足が痛くなりましたが、全員無事に帰還、会員の親交も深まり、とても楽しい山行でした。
(登山参加者)
濱内満(商昭46)池田成夫(法昭56)宮本和美(商昭56)浜口正彦(工昭58)児玉治(工院昭63)銭田宏志(商平7)織田真由子(市保専平13)
(登山記 宮本和美)