と き:2019年10月26日
ところ:開高健記念館(湘南・茅ヶ崎)
湘南支部では設立後第一回行事を母校大先輩で芥川賞作家の開高健の記念館(湘南・茅ヶ崎)にて、去る10月26日午後開催した。記念館では隣接の茅ヶ崎ゆかりの人物館と開高健没後30年記念共同展示が開催され、市大同窓会湘南支部の第一回を飾るにはロケーションも含めてふさわしい行事となった。
当日は会員14名が参加、毎月開催されるギャラリートークは、開高健とともにサントリー時代からまさに公私を共に時間を過ごされたサントリーCSR推進部部長で開高健記念会理事でもある坪松博之氏による絶筆「珠玉」をテーマにした、湘南支部向け特別講演となった。開高健が宝石を通して自己を見つめる臨場感あふれる描写の解説や、茅ヶ崎在住の縁となった市大OBとの書簡などの解説など市大卒業生としては、かつて同じ学び舎で過ごした時代に立ち帰った時間だった。参加者からはサントリーで開高健の後任となった山口瞳との関係、ノーベル文学賞の可能性の質問など予定時間を大幅に超える熱気あふれる講演会となった。講演会終了後、記念館近くのレストラン・スポルティフにて懇親会を開催、各学部横断的な会話に花が咲き、次回の再会を誓い散会となった。
植嶋平治(商昭51卒)