と き 平成28年10月15日(土)
ところ 鎌倉・江の島
今回は、小泉八雲が1890年春に日本に来てすぐ訪れて書いた紀行文、「鎌倉・江の島詣で」を参考にその足跡を辿るハイキング企画でした。幹事の樋上さんが入念に準備した30枚ほどの資料を事前に読んだ11名が、快晴の北鎌倉駅を出発。
まず鎌倉五山の円覚寺、建長寺の梵鐘や三門など多くの仏教美術を見て感動。その後、亀も登れないと言われる亀ヶ谷坂や化粧坂(けわいざか)の切通しを歩いて源氏山公園でやっと昼食。しばしの休憩も惜しんで来年の新年会や春のハイキングについて用意された選択肢を元に決定。長年続く会は段取りが良いと感じた瞬間でもありました。
その後も銭洗弁財天、佐助稲荷神社、長谷寺と精力的に回り、予定通り江ノ電長谷駅から江の島へと向かう際に初めてその夜に江の島花火大会があるのを知り、一抹の不安を覚えました。江の島に着くと案の定、人だらけでびっくり。
結局このハイキングは、弁天橋を渡り、仲見世通りを抜けた鳥居手前で時間切れ終了となってしまい、八雲の「江の島詣」での後半のクライマックスである江島神社・岩屋探訪等で江の島を「神々の島」と書いた心境を理解するまでには至りませんでした。しかしその後は湘南モノレールで大船駅まで行き、恒例の懇親会になってからは、小泉八雲のことはすっかり忘れ、酒量メーターが上がるほど和気あいあいとなり、次回の再会を誓い合いました。
(文責・奥川)
ハイキング参加者(敬称略)
有馬映也(昭40商)伊藤博(昭49商)奥川剛史(昭48商)中尾隆史(昭49工)樋上晴雄(昭45法)平井奉昭(昭43工)福村直樹(昭47院工)松本新太郎(昭43経)山出惠治(昭44商)山本明男(昭47商)吉田稔(昭50商)