と き 平成29年1月22日(日)
ところ O美術館(東京都品川区大崎)
畑田美智子さんが「美の匠展」(2017年1/20~25)に出品し上京されたのを機に、銀座有恒会有志で作品鑑賞に参りました。
今回、出展作品は「曙」と「吉野の桜」。
「曙」は富士山を浮かび上がらせ、「吉野の桜」は春の訪れを繊細に表現しており、共に素晴らしい作品で、感銘を受けました。東京にいながらにして、とても美しい吉野の桜の園の中にいるようにも感じました。
同氏の作品が世界的にも高い評価を得ていることを納得できました。
鑑賞後、同氏を囲んでお話を伺い交流を深めました。
「被(き)せガラス」とは二種類以上の色のガラスを重ねて作るガラスのこと。
技を磨き、想いを重ねた畑田さんの作品は「絶滅危惧種」と形容される本物志向の被せガラス。
既製品のコピーやレプリカではなく、自分で考え作品と真剣に向かい合うからこそ、オリジナリティが生まれるとのことです。
この言葉は我が母校の建学精神「国立大学のコッピーであってはならぬ」が継承され、畑田さんの作品に価値を生み出し続け、世界中の人々を感動させているのだと理解できました。
時を越えた美しさ、貴重なひと時、そしてご縁に感謝し、日々精進したいと思います。
今後も機会があれば、畑田さんの展覧会に足を運びたいと思います。
文責:寺井
*参加者:畑田美智子(文S36)、西尾大次郎(経S35)、有馬映也(商S40)、福村直樹(工院S47)、吉田稔(商S50)、若尾壽幸(法S58)、寺井まりな(商H25)