と き:平成29年4月22日(土)~23日(日)
ところ:三奇楼&吉野山
4月22~23日、商学部宮本憲一ゼミ卒業生の研究会「背広ゼミナール」では、奈良県吉野山で合宿を行いました。いつもは月1回の読書会なのですが、桜のシーズンにことよせて、外に飛び出しました。先生ご夫妻を含め参加者は総勢15名です。参加者の最年長は宮本先生87歳、最年少は卒業生のご子息友厚くん小学6年生です。東京や福岡から駆け付けた方もいて、にぎやかな旅となりました。
現地では、吉野出身の上村修三さん(商学部昭53卒)のアレンジで、吉野のまちづくりをテーマに「学びかつ遊び」を満喫しました。「学び」では、吉野の木を使った「吉野サロン」を訪ね、山の木を余すことなく使って住宅を作り、それによって吉野林業の持続可能性を高めるようなプロジェクト「吉野STYLE」のお話をうかがいました。また、宿泊先の「三奇楼」は、地元の有志「上市まちづくりの会リターンズ」が元料亭旅館を改装した建物ですが、会の南さんから建物の改装や三奇楼を使った取り組みをお聞きしました。
「遊び」も盛りだくさんです。夕食は地元の料理人による創作料理、美しい料理が宝石箱のように詰まったお弁当です。地元の蔵からのお酒も並び、ほっと一息です。二次会は敷地内の「蔵」で行いました。翌日は奥千本、上千本を散策し、桜の眼福にあずかりました。
ところで、今回の最年長者はもちろん宮本先生、その次は奥様の英子先生です。でも、一番お元気なのもお二人でした。山道の散策で先頭に立って歩いていたのは宮本先生ですし、ボランティアガイドの吉野山の歴史についての説明に、一番熱心に耳を傾け、メモを取っていたのは英子先生でした。私自身「背広ゼミナール」で先生方にお会いするようになり20年以上になりますが、お二人からはいつも「軽やかさ」を感じています。どうやらその秘密は、健康であること、そして尽きない好奇心を持っておられることにありそうです。また是非こうした機会を持ちたいと思います。
(文責 栗本裕見)
《参加者》
宮本憲一先生、宮本英子先生
松岡和夫(商昭43)、岸和夫(商昭44)、上村修三(商昭53 創院平26)、横山英治(商昭58)、加藤正文(商昭63)、中島一彦(法昭63 法院平10)、栗本直樹(法平1)、栗本裕見(文昭63 法院平10)、加藤 春希(商1回生)