と き 2018年12月1日(土)
ところ 高原記念館
12月1日(土)午後、「民間企業に勤める卒業生と現役学生の交流会」を開催しました。
同窓生と現役学生との橋渡しは同窓会の大きな役割ですが、このイベントもその一つ。現役学生の皆さんがこれからの進路決定や就職活動を行うのに、少しでも役に立てばと毎年企画しているものです。
今回は昨年に比べて倍に近く、定員50人を越える参加申込みがあり、関心の高さが感じられました。
第一部では、大手企業に勤める卒業生10名がパネリストとして参加、就職活動を中心に、失敗やハプニングを含めて自らの体験談を披露し、進路を決めるについての考え、企業訪問や面接時の心構え、事前準備等々について熱く語ってくれました。どのコメントも実体験に基づき示唆に富むものであり、「頼りになる先輩」の姿が実に印象的でした。
第二部では、卒業生2名と学生10名程度が一つのグループになり、主に会社生活について、学生からの質問等を受ける形で話を進めました。少人数にしたことで発言しやすく、双方向のコミュニケーションが活発に行われました。学生にとっては訊きたいことが訊け、より身近な情報収集の機会になったのではないでしょうか。
続く第三部は懇親会。約1時間、飲み物と軽食をとりながら、より砕けた雰囲気のなかで、先輩の本音が聞く機会になりました。終わりの時間が過ぎても話が途切れず、最後まで笑顔が絶えない会話が続いたのにはとても嬉しく感じた次第です。
今回、卒業生の勤務先企業は、NTTデータ、双日、全日本空輸、東洋紡、LIXIL、日産自動車、日鉄住金物流、JR西日本、東京海上日動火災保険、毎日放送。年齢層は入社後1年目から8年目と、それぞれにバラエティに富み、いろいろな情報が得られたものと思います。学生側は約半数を3回生が占めましたが、3回生以外からも広く関心が持たれているのがよく分かりました。
昨年は質疑応答で学生からの発言が少なかったという反省があり、今回、グループでの話し合い(約2時間)を入れた結果、殆どの参加者から「身近で話が聞けて良かった」との声をもらっています。これからも学生目線でより参加しやすく中身のあるものにしていきたいと考えています。
また、こうして参加してくれた学生が社会に出てからこのイベントにパネリストして戻ってきてくれたり、パネリスト同士がこれを機会に交流を続けてくれる等、同窓会活動自体がより活発になることも目指していければ願っています。
開催に当たっては、各学部の先生を始めとして、大学の就職支援室、サポーター交流室、広報室、学生支援課、それに教育後援会からも種々ご支援を頂きました。お礼を申し上げるとともに、これからも学生のためになるイベントを心がけて行きたいと思います。
文責 北村吉文(経昭48)
全体会議風景
グループ単位の交流会