日　時：2018年11月17日
場　所：医学部看護学科学舎

　2018年11月17日に、よつば会講演会を開催しました。講師に大阪市立大学医学部附属病院　がん専門看護師　鶴田理恵さん、訪問看護ステーション　ハートフリーやすらぎ　認定訪問看護師　大橋奈美さんを招き、「アドバンスケアプランニング（ＡＣＰ）について学び考える」というテーマでした。現在の医療において、最も関心のあるテーマであり、87名もの多くの方に参加していただきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　鶴田さんには、意思決定支援、ＡＣＰのすすめ方等、事例をふまえＡＣＰの基本について講義して頂きました。大橋さんには、訪問看護を通しての貴重な事例から、たくさんの学びを得ることができました。一人暮らしのかたの死後の財産管理問題を解決し不安を軽減した事例、肺がんでありながら喫煙を希望する患者さんの希望をかなえた事例、難病でありながら人工呼吸器をつけてまで生きたくないと考える患者さんの事例を通して、その人の尊厳を守ることの大切さを学びました。ＡＣＰという言葉を通して、患者さん、人との関わり・家族との関わりについて改めて考える機会となり、自分自身の生き方についても考えさせられる機会となりました。

　同窓生の関心も高いテーマで久しぶりに参加した方も多く、よい講演であったという意見が多くあり、盛況なうちに会を終了することができました。
講演会の後には同窓生それぞれが昔話に話を咲かせたり、会食に出かけたりと楽しいひと時を過ごすことができていたようです。

（文責　よつば会　広報委員の石倉理恵）