ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻は、平和的手段を用いて国際紛争の解決をはかろうとする国際社会の根本原則をふみにじるものであり、武力による一方的な現状変更の試みは、断じて容認できません。
私たち大学人には、真理の探究を通じて学問の発展に寄与するとともに、教育研究によって社会に貢献する義務があります。本学はSDGsアカデミーの一翼を担っており、「平和と公正をすべての人に」という目標16も強く支持しています。
以上から、大阪市立大学は、戦闘の早期停止と話し合いによる紛争の平和的解決により、市民の生命、自由、安全が保障されることを強く求めます。
なお、今後の事態を注視しつつ、ウクライナ及びロシアと関係のある学生、教職員や関係者の皆さんに、今回の事態に伴う不利益やトラブルが生じないよう必要な支援を行います。
大阪市立大学長 荒川 哲男