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混[同窓/五代友厚] 3/29(水) ｢五代友厚と桜まつり｣を開催しました

五代友厚と桜まつり2023

「五代友厚と桜まつり」　開催

と　き　２０２３年３月２９日(水)
ところ　造幣局

　造幣局協力の「五代友厚と桜まつり」は、今年も3月29日午後、汗ばむような晴天に恵まれての開催で４０名が参加した。温暖化の影響か、すでに造幣局構内や大川畔のソメイヨシノ桜は満開となり、絶好のお花見日和であった。

　「新・五代友厚伝」(2020)を著わして、五代に着せられた「黒い政商」という濡れ衣は誤りであると論証された八木　孝昌(経昭４１卒)氏が「五代友厚の名誉回復」と題して講演された。

　講演では、北海道開拓使官有物払下げにかかる二つの誤った説、「政商五代への官有物払下げ説」と「開拓使書記官に払い下げ後、五代の会社が買い取る密約説」とがあること、そしてその２説の誤りを、開拓使黒田清隆長官から太政大臣三条実美宛の伺い文書と、明治初年の高名な政治家佐佐木高行の日記など史実をもって、「五代友厚黒い政商」という従来説が間違っていることを論証された。

　講演のまとめで、「世人の間違った認識を正し、五代の名誉を回復するには、“黒い政商説”の元凶となっている高校日本史教科書と歴史辞典の書き換えが肝要で、関係出版社に書き換えの要望書を送る活動を続けていく」「出版社がその誤りを認めて逐次書き換えに応じつつある」が報告された。