2019年1月24日、本学大学院工学研究科前期博士課程(修士課程)2回生の松浦 圭汰さんが、IEEE Electron Devices Society Kansai Chapter主催の第18回「関西コロキアム電子デバイスワークショップ」にて招待講演を行いました。
IEEE(アイ・トリプル・イー)はアメリカを本拠地とする電気工学・電子工学系の研究者・技術者を会員とする学会で、世界160か国以上で約40万人の会員が活動しており、日本国内だけで約14,000人(学生約1,800人)の会員がいます。IEEEには39の各専門分野(ソサィエティ)があり、Electron Devices Society(電子デバイスソサイエティ)はそのひとつです。また、世界各地に支部があり、Kansai Chapterはそのひとつです。
このワークショップでは、主に大学教員や企業の研究者が講演を行い、前期博士課程(修士課程)の学生が講演することは異例ですが、今回、2017年に行われた国際会議での松浦さんの口頭発表に興味を持った関係者から招待講演の依頼がありました。
講演のタイトルは、「Al-foil-based low-loss coplanar waveguides directly bonded to sapphire substrates」で、短時間で容易に厚膜の高周波用コプレナ線路を作製する手法の開発に関するものです。松浦さんほか、本学大学院工学研究科の重川 直輝教授らのグループで成功した研究で、今後、高周波用電子回路や電子部品の性能向上につながると期待されるものです。詳細はこちら
講演を終えた松浦さんは、「招待講演という形でこれまで行ってきた研究に興味・関心を示していただき、発表に手応えを感じました。聴講者に企業の方が多く、以前参加した学会とは異なるコメントや質問を受けました。多くの知識や刺激が得られ有意義な時間を過ごすことができました。」と語っていました。
IEEE Electron Devices Society Kansai Chapter
講演する松浦 圭汰さん
(出展元:大学HP)