2019年11月29日(金)、本学とJR西日本による初の連携企画「第1回まちのにぎわい創出アイデアコンテスト」の最終報告会が開催され、最優秀賞に生活科学研究科の岡林恵さん、ベストユニーク賞に工学研究科の木村優輝さん・武島侑里さんが選ばれました。
このコンテストは、大阪市立大学の通学インフラでもあるJR大阪環状線・阪和線(天王寺~日根野~関西空港)沿線において、地域課題を解決し、または地域を活性化させ、まちのにぎわいを創出することに関する、既存概念にとらわれない学生ならではの新しいアイデアを、本学学生・大学院生を対象に募集したものです。JR西日本では、大学と連携した地域活性化の取り組みを進めており、大阪の公立大学である本学との連携に関して地域連携センターに相談いただいたことがきっかけで実現に至りました。
初回となった今年度は、文系から理系まで幅広い学部・研究科・サークルから計8組のエントリーがありました。プレゼンでは、外国人観光客向けの情報発信や定住促進、大阪の食文化、駅の広告スペースや待ち時間の有効活用、地元特産品とのコラボレーション、車両を利用した企画など、それぞれの専攻分野を生かしたさまざまなアイデアの発表があり、審査員を務めるJR西日本社員からコメントや質疑応答のうえ、賞が決定されました。受賞した2組には、副賞として、往復のJRとカニ・フグ・クエなどの冬の味覚がセットになった駅プラン、京都鉄道博物館入館券が贈られました。
コンテストに参加した学生からは、「毎日通勤・通学の際に考えていたことを提案として伝えることができてよかった」「他の参加者のユニークなアイデアも聴くことができ、刺激をもらった」などの感想がありました。
このコンテストは、来年度以降も継続して実施される予定です。またこのコンテストで選ばれた特に優秀な発表については、JR西日本においてアイデアの具体化が今後検討されます。
発表者一覧
タイトル | 発表者 |
【最優秀賞】 食のまち 大阪の駅から健康発信!!~食を通じて健康と笑顔をお届け~ |
岡林 恵 (生活科学研究科修士2年) |
【ベストユニーク賞】 待ち時間を街時間に |
木村 優輝、武島 侑里 (工学研究科修士1年・2年) |
JRの駅がより地域の玄関口となるために | 犬田 美穂 (文学部3年) |
海外の 観光客が定住し にぎわいまっせ 大阪のまち〜阪和線編〜 | 大賀 清雄 (都市経営研究科修士1年) |
音声合成ソフト「VOCALOID」や「VOICEROID」等を利用したJR利用客の増加案 | 新 雄一郎 (ボカロ部・文学部4年) |
アプリを通じて外国観光客に大阪の魅力を紹介する | 朱 瑩 (生活科学研究科修士2年) |
大阪ベイエリア大改造プロジェクト~大阪ええもん展ウィーク~ | 安居 航太、福本 勝、濱西 将宜 (経済学部3年) |
バリアフリーOSAKA ワイワイガヤガヤ車両! | 中永 浩伸 (都市経営研究科修士1年) |