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2020.02.08 04:57

大阪市立大学看護系同窓会 よつば会総会・講演会 報告

 2019年11月9日に、 よつば会総会・講演会を開催しました。講演会では講師に、大阪市立大学大学院医学系研究科神経精神医学・宮脇大先生を招き、「発達障がいと就労~ともに働いていくために~」という就労していく中で関心のある発達障がいについてのテーマで、86名もの多くのかたが参加しました。宮脇先生より、発達障がい(現在は神経発達症という)を持つ人とは「生まれもった発達特性をもち、それによって日常生活に支障をきたし、少数派と考えられる人たちではあるが、その特性が支障とならない時期や、逆に強みとなっている時期もある」ということを踏まえ、ADHDASDについての特性や対応についてご講義いただきました。ADHDASDともに、対象者の特性を知った上で、周囲の人々が関わり方を工夫してくことでその人自身が折り合いをつけて社会生活を送ることができることの大切さを学びました。また診断はされていないが発達障がいを疑う同僚が就労してる場合には、その特性に応じた配慮やポジティブな関わりが必要となります。例えば、主語を飛ばさないように話しかける・得意なことを見つけるなどの工夫が重要となります。「支援につながらない診断には有用性はない」「診断を目的にするのではなく、その人自身の苦労している点に焦点をあてる」という言葉から、関わり方について改めて考える機会となりました。 (文責:森本哲生)

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